けそのつらつら日記

考えたことをつらつらと記すブログ。書評メインの予定。

死ぬほど読書 丹羽宇一郎 幻冬舎新書

【概要】

読書の意義・効果的な方法について著者の経験に基づいて記されたもの。

【感想】

書籍名の内容の効率的なインプット方法や速読法などについて述べた本は数あれど、本書ほど「読書」について真剣に考えさせられるものは数少ないのではなかろうか。その理由は本書の内容が著者の豊富な人生経験に裏打ちされている点に尽きる。

インターネットの定着やAIIoTの普及など情報化が進む中で「知識」と「情報」をきちんと区別して自身の中に取り入れていくことが重要であると再認識できた。

著者は元伊藤忠商事株式会社の社長を勤めた人物である。著者の人生論について興味があることはもちろんのこと、知識を拡充するための動機付けとして本書は読む価値のある一冊であると感じた。