けそのつらつら日記

考えたことをつらつらと記すブログ。書評メインの予定。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

世界のエリートが実践している 目のつけどころ ものの考え方 相川秀希著 ㈱キノブックス

【概要】 大学受験生向け進学塾として有名な「早稲田塾」の創始者である筆者が、自身の周囲の優秀な協働者に共通する性格・思考法を見出し、それらを一冊にまとめたもの。 【感想】 本書を読了して痛感することは多々あるが、一番はやはり自身の中に様々な「…

ダメなときほど「言葉」を磨こう 萩本欽一著 集英社

【感想】 お笑い芸人として知らない人はほとんどいないであろう「欽ちゃん」こと萩本欽一さんが記された本である。特に店頭に綺麗にポップ付けされて陳列されていたわけではないが、タイトルになんとなく魅力を感じて購入した。 著者がお笑い芸人として芸能…

「図解でざっくり会計シリーズ①」税効果会計のしくみ 新日本有限責任監査法人編 中央経済社

【感想】 そもそも税効果会計とは何かから始まり法人税等調整額および繰延税金資産(負債)の仕組みに至るまで、基礎から丁寧に記載されている。基本的に見開きの左ページが図解、右ページに活字での説明という構成となっている。初めに書店で手に取った際は正…

他人をバカにしたがる男たち 河合薫著 日本経済新聞出版社

【タイトル】 他人をバカにしたがる男たち 河合薫著 日本経済新聞出版社 【概要】 健康社会学および脳科学の観点から現代人の「ジジイ化」に焦点をあて論述したもの。 【感想】 能力がないのに妙に偉ぶる上司、日によって不機嫌になり細かいミスについてねち…

死ぬほど読書 丹羽宇一郎 幻冬舎新書

【概要】 読書の意義・効果的な方法について著者の経験に基づいて記されたもの。 【感想】 書籍名の内容の効率的なインプット方法や速読法などについて述べた本は数あれど、本書ほど「読書」について真剣に考えさせられるものは数少ないのではなかろうか。そ…

ムダな仕事が多い職場 太田肇著 ちくま新書

【概要】 日本における社会人の労働の効率性の悪さについて社会科学的・歴史的観点から分析したもの。 【感想】 労働の効率性の悪さと聞くとまず真っ先に個人の問題、例えば「○○さんは仕事を進めるのが遅くて納期に間に合わない」「□□さんは注意力が散漫で遅…

人生が大きく変わるアドラー心理学入門 岩井俊憲著 かんき出版

【概要】 心理学者として名高いアドラーの教えについて、図を交えつつ平易に解説した本。 【感想】 アドラーについては過去に2冊ほど解説書を読んだ経験があるが、文字の羅列だけでなく図解が豊富なため、パッと見で分かりやすいのが本書の特色である。アド…

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 中野信子著 幻冬舎新書

【概要】 人間の快楽を司るドーパミンについて脳科学の観点から分泌される経緯・具体的なケースなどについて解説した本。 【感想】 「快楽」と聞くと食欲・性欲の充足、ギャンブルへの熱中などのいわゆる「快感」がイメージされがちだが、本書においては「快…

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著 岩波文庫

【概要】 コペル君という一人の少年を主人公とした物語。 【感想】 「物語」と書いたものの、本書はフィクションでもなければ、随筆でもない。あえてジャンル付けするのであれば「哲学書」というのが妥当であろう。 なにより注目すべきは本書の出版された時…

日本一やさしい法律の教科書 品川皓亮[著] 佐久間毅[監修] 日本実業出版社

【概要】 六法について易しく解説した本。 【感想】 「法律の面白さを誰でも体感できる入門書をつくりたい」(本著「はじめに」より引用)という著者のメッセージの通りの、平易な法律の指南書。「六法」と聞くだけで何かと身構えてしまいがちだが、この本で…